キャリアパス ~研修後~

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①「診療科」をキーとしたキャリアパス

②「医局」をキーとしたキャリアパス

③「勤務体制」をキーとしたキャリアパス

キャリアパスを考えるにあたり上記の3つがキーワードとなります。 

OCH『総合内科』グループの後期研修に関わるキャリアパスを紹介します。

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①「診療科」をキーとしたキャリアパス

総合内科のキャリアが分かりにくい理由は次のとおりです。

「各病院における総合内科の診療内容が異なる」各病院における総合内科は、50床を超える入院ベッドを持った本格的な総合内科であったり、外来主体の総合内科であったり、単なる教育部門であったりします。専門内科が揃っている病院と診療科が限られた病院でも、その総合内科の診療内容は当然異なってきます。
「各病院における総合内科が担う診療領域が異なる」総合診療には①病院総合診療(狭義の総合内科)、②救急医療、③集中治療、④外来診療・在宅診療の領域があります。④だけにかかわる総合内科や① ② ③ ④すべてに関わる総合内科もあります。
「総合内科にとどまらないキャリアがある」総合内科で一定のトレーニングを積んだ後、専門診療科に移行するキャリアもあります。裾野の広い専門診療を目指すための総合内科研修を積むために総合内科に入職する人も多くいます。総合内科に所属するメンバーそれぞれに目的を持っているといってよいでしょう。
「総合内科の周囲の認知が弱い」総合内科を理解できていない専門診療科医師が多くおり、誤った認識をしていることがあります。同じ病院内で、総合内科で働いている人と周囲の人とで認識が異なることも多々あります。今後の総合内科の展開次第で状況は変わってくると予想されます。

 

総合内科の後期研修を終えた後は、『総合内科』を継続するだけでなく、
集中治療科
救急医療

地域医療

離島医療

心療内科

臨床医学教育
などの領域に総合内科の専門性を伸ばすキャリアもあります。

 

また専門内科でも総合診療的な『腎臓内科呼吸器内科膠原病科、『神経内科』、血液内科老年科』があり、それらにキャリアを移行させることもあります。

 

また意外と多いのは、『専門内科非内科診療科(外科、皮膚科、泌尿器科など)』を始める前に総合内科でしっかり基礎体力をつけるキャリアパスがあります。

 

つまり提示できるキャリアパスとして
「一心不乱」パターン:総合内科(病院、地域、へき地)
「裾野広げて」パターン:総合内科→専門診療科
「やっぱり総合」パターン:専門診療科→総合内科
「一つの総合を究める」パターン:総合内科→総合診療的内科(腎臓、呼吸、膠原病、神経内科、血液)
「お互い様」パターン:総合内科⇔ER
「広めるぞ」パターン:総合内科→医学教育
「心と病」パターン:総合内科→心療内科
「地域へ」パターン:総合内科→クリニック診療
があります。

 

総合内科では上記を踏まえ、
「総合的に積み上げていける」基礎力の育成
「総合的に身につけていく」ローテーション研修の提供
「総合的管理を行う」哲学や技術の鍛錬
「総合的に実践できる」診療環境の提供
をモットーとした診療科を展開しています。

②「医局」をキーとしたキャリアパス

医局に属するか、医局に属さないかは近年のキャリアパスの大きなテーマとなります。

考えるキーワードは「研究」「専門診療科」「各施設の各診療科の体制」「ネットワーク作り」となります。

 

「研究」を行いたい場合は医局に入局することをお勧めします。研究を行いたいテーマや専門診療科キャリアパスで考慮することとなります。

 

また総合内科から「専門診療科へのキャリア移行」を考えている場合も、入局を考えることが多くなります。近年希望する施設の専門診療科に直接入職することも可能となってきていますが、医局に入ってからの入職になる施設も多々あります。各施設の各診療科の入職前入局条件を確認しておくのがよいでしょう。


また専門領域によっては複数の病院での経験が重要となる場合があるので、その場合は医局に属するメリットが高いと考えます。

 

将来的に人脈を持った活動を行いたい場合(開業など)もネットワーク作りの一環として医局に入るメリットがあるかもしれません。

 

入局をするタイミングとしては、①総合内科の後期研修終了直後、②初期研修終了直後、③総合内科スタッフ勤務開始後、④大学卒業直後があります。

研究者として従事者として大学病院でのキャリアを考えている人は早いほうがよいと思います。
それ以外であれば、入局が必要だと判断した時点で入局をするのがよいと個人的には考えています。

 

医局に属した場合、医局の人事異動管理下に入らなくてはならない場合があります(これがデメリットとなり入局を躊躇する人が多いのですが)。専門診療科に入局後、総合内科研修を希望する場合は、前もって十分話し合っておく必要があります。

 

なお院総合内科で後期研修医やスタッフをする場合、入局は必須ではありません。また総合内科以外の診療科に入局していても当院総合内科への入職は可能です。短期間の総合内科研修も受け入れています。


岡山県外で勤務されていて、今後岡山でのキャリアをお考えの方には総合内科のキャリアパスも含めて相談いたします。

③「勤務体制」をキーとしたキャリアパス

ここで言う勤務体制とは「勤務医」「開業医」を意味します。

 

総合内科では専門医として長年勤務医を務めた方が開業する前に総合内科力をre-trainingする目的で入職することも受け入れています。

 

現在総合内科ではスタッフレベルでの再教育は一つのテーマとしています。純粋な総合内科研修にこだわるか、専門性を発揮しつつ総合内科トレーニングを行うかで、dutyと給与面を調整していく予定です。適宜相談といたします。